キラメックスは、生成AIの活用に関する調査の結果を発表した。プログラミングスクール受講者100人の6割が「業務で生成AIを活用して業務効率化や作業時間の短縮につながった」と回答。何に使っているのかも明らかになった。
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キラメックスは2023年8月18日、生成AIの活用に関する調査の結果を発表した。今回の調査対象は、同社が運営するオンラインプログラミングスクール「テックアカデミー」の「はじめてのプロンプトエンジニアリングコース」を受講した人で、100人から有効回答を得た。回答者の職種は、「IT・通信系エンジニア」が25%、「営業事務・人事・総務などのバックオフィス」が24%、「マーケティング・広報」が19%などだった。
まず、生成AIを業務で活用する目的を見ると、「自身の業務を効率化、作業時間を短縮するから」と回答した人が最も多く86%(複数回答)を占めた。次いで、「クリエイティブ業務の補助」が40%、「新しいビジネスチャンスを見つけるため」が30%、「事業内でのAI活用、顧客満足度向上のため」が19%だった。
業務効率化を目的に生成AIを活用している具体的な業務内容は、「文章の要約」(55.8%、複数回答)、「アイデア生成」(45.9%)、「情報収集や調査」(43.5%)。「文章の作成」(38.8%)、「文章の校正」(31.8%)などだった。
生成AIの利用が「業務効率化や作業時間の短縮につながった」と回答した人の割合は60%だった。
生成AIを活用することによって削減可能な1カ月当たりの業務時間については、「10時間未満」と回答した人の割合が最も高く51%。「変化なし」は25%、「10〜20時間未満」は16%、「20〜30時間未満」は3%、「30時間以上」は5%だった。
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