GitHubは、GitHub Copilotの活用方法や組織への展開方法を学べるコンテンツを無料公開した。組織のリーダーが抱きがちな疑問を理解する手助けになるとしている。
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2024年3月4日(米国時間)、GitHubは、同社が公開している学習コンテンツシリーズ「GitHub Learning Pathway」において、生成AI(人工知能)ツールの「GitHub Copilot」を学べるコースを無料公開した。
GitHubの調査によると、GitHub Copilotを活用することで、開発者はより高い品質で55%早くタスクを完了できるという。「企業はソフトウェア開発のペースを加速し、顧客により多くの価値を提供できるようになるだろう。新しいテクノロジーをビジネスに導入するには、徹底的な評価と機能横断的な連携が必要だ」と、GitHubは述べている。
GitHubは企業のAI活用を加速させるため、世界で最も影響力のある企業のエンジニアリングリーダーと提携するとともに、専門家の支援を受けてコースを制作したという。GitHubは新たなコースが、下記のような組織のリーダーが抱きがちな疑問を理解する手助けになるとしている。
コースではASOS、Lyft、Cisco Systems、CARIAD(フォルクスワーゲンの子会社)など、GitHub Copilotを活用して業務効率を高め、革新的な製品を迅速に提供し、開発者の幸福度を向上させている企業のエンジニアリングリーダーから、GitHub Copilot活用のヒントや洞察を得ることもできる。
GitHub Learning Pathwayには、2024年3月時点で4つのコースが用意されている。
GitHub Copilotがビジネスに与える潜在的な影響の測定から、GitHub Copilotの展開に不可欠な要素の理解まで、企業のソフトウェア開発ライフサイクルにAIを統合して成功を収めるために必要な全てを解説する。
GitHub Actionsを使った最初のCI/CD(継続的インテグレーション/継続的デリバリー)ワークフローの構築から、エンタープライズ規模の自動化まで、一流企業のチームがどのように生産性を向上させ、労力を削減し、開発者の幸福感を高めているかを学ぶ。
GitHub Advanced Securityを使って、開発者の生産性を妨げることなくコードベースを保護できる。組織独自のニーズに合わせてGitHub Advanced Securityをカスタマイズする方法を学ぶ。
GitHub Enterprise Cloudを使って、インナーソース、コラボレーション、効率的な組織構造を促進させる方法を学ぶ。
GitHub Learning Pathwayは以下の3つのモジュールで構成されている。
GitHubは今後、プロンプトエンジニアリングのベストプラクティスや、GitHub Copilotを使ったテストの書き方、コードのリファクタリング方法を学べるコースもGitHub Learning Pathwayを通じて公開する予定だ。
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