Cohereは、2024年3月に発表したエンタープライズワークロード向け大規模言語モデル「Command R」のファインチューニング機能を提供開始した。
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Cohereは2024年5月9日(米国時間)、同年3月に発表した大規模言語モデル(LLM)「Command R」のファインチューニング機能を提供開始したと発表した。
Command Rは、エンタープライズグレードのワークロード向けのスケーラブルなLLMだ。CohereはRシリーズのLLMとしてCommand Rと、より大規模で強力な「Command R+」(同年4月に発表)をラインアップしている。
ファインチューニング機能を利用することで、企業はCommand Rに自社固有の用語や文言、ドキュメントを取り込み、自社のニーズに合わせて高度にカスタマイズしたモデルを作成できる。
管理されたファインチューニング機能をCommand Rで実行することで、パフォーマンスをさらに向上させ、市場に出回っているLLMと比べて、わずかなコストで高い成果を得ることができると、Cohereは述べている。顧客は最大5つのハイパーパラメーターを調整でき、モデルのパフォーマンスを効率的に最適化しながら、より大規模な他モデルと比べコストを15分の1まで抑えることができるという。
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