GitHub、数クリックで話題の生成AIモデルを試せる「GitHub Models」を発表「全ての開発者がAIエンジニアになれる」

GitHubはAIアプリ開発支援サービスの「GitHub Models」を発表した。Microsoft、OpenAI、Meta、Mistralなどの人気のあるプライベートモデルやオープンモデルを数回のクリックとキー操作で実験、比較、テストできるという。

» 2024年08月21日 08時00分 公開
[@IT]

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 GitHubは2024年8月1日(米国時間)、AI(人工知能)アプリ開発支援サービスの「GitHub Models」を発表した。

 GitHub Modelsは、「Llama 3.1」「GPT-4o」「GPT-4o mini」「Phi 3」「Mistral Large 2」といった大規模言語モデル(LLM)について、さまざまなプロンプトやパラメーターを無料でテストできるPlaygroundやAPIを提供するサービスだ。数回のクリックとキー操作だけでモデルの実験、比較、テストができるという。

GitHub Modelsの動画デモ(提供:GitHub)

 利用者はPlaygroundやAPIを通じて気に入ったモデルを「GitHub Codespaces」や「Visual Studio Code」の開発者環境に導入したり、「Microsoft Azure AI」プラットフォームを通じて本番環境にデプロイしたりすることもできる。

利用するには? どこまで試せる?

 GitHub ModelsのPlaygroundは現在、限定パブリックβ版として公開されており、利用するにはウェイティングリストに登録する必要がある。限定パブリックβ段階では、GitHub Modelsで提供されるPlaygroundやAPIを無料で利用できる。

 GitHubの公式ドキュメントによると、モデルごとのレート制限レベルに応じて、PlaygroundとAPIのリクエスト数上限が設定されている。レート制限レベルはモデルごとの詳細ページ(例:GPT-4oのページ)で、リクエスト数の上限は公式ドキュメントで確認できる。

レート制限レベルに応じたリクエスト数の上限(提供:GitHub) レート制限レベルに応じたリクエスト数の上限(提供:GitHub)

入出力されるデータのプライバシーは?

 GitHubによると、GitHub Modelsのプロンプトや出力結果がモデルのプロバイダーに共有されたり、モデルのトレーニングや改良に使用されたりすることはないという。

 「生成AIアプリを構築する機会が増える一方、ソフトウェア開発者の多くはオープンモデルやクローズドモデルに簡単にアクセスできないままだった。GitHub Modelsを使えば、1億人以上の開発者がGitHubに直接アクセスして新しいAIモデルを試すことができるようになる。今後、GitHub Modelsの一般提供開始に向けて、多くの言語、ビジョン、その他のモデルをプラットフォームに追加していく予定だ」と、GitHubは述べている。

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