ガートナージャパンは、デジタルワークプレースの成熟度に関する提言を発表した。成熟度が高い企業ほど、ビジネスで成果を上げており、企業の成長に欠かせない重要な要素になっているという。
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ガートナージャパンは2024年8月20日、デジタルワークプレースの成熟度に関する提言を発表した。成熟度が高い企業ほど、ビジネスで成果を上げており、「デジタルワークプレース変革への取り組みの重要性が増している」という。
同社の針生恵理氏(ディレクターアナリスト)は「従業員の働き方や働く環境を改善することで、人が集まる魅力的な組織となる。そのためにはデジタルワークプレースをはじめとする『デジタル従業員エクスペリエンス』の向上が必要だ」と述べている。
ガートナージャパンは、デジタルワークプレースが達成すべき目標として「デジタルワークプレースのインフラストラクチャを近代化すること」「新しい働き方ができること」「ビジネス変革を促進すること」の3つを挙げる。「企業はこれらの目標に沿って、自社のデジタルワークプレースへの投資と取り組みに優先順位を付けて成熟度を高めることが重要だ」としている。
同社は、デジタルワークプレースの成熟度レベルを以下の5つ(5段階)で定義している。
また、成熟度を測る基準として、以下の7つを挙げている。
Gartnerのダン・ウィルソン氏(バイスプレジデント アナリスト)は、「多くの企業がレベル1〜2の段階にいるが、デジタルワークプレース成熟度が高い組織ほど、新たな技術によって進化するツールや戦略を、ビジネスの成功につなげられる。企業が成長するには、未来の働き方に向けて直面する課題解決に取り組み、デジタルワークプレース成熟度を高めることが重要だ」と述べている。
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