ストックマークは「社内情報活用実態調査2024」の結果を発表した。従業員1000人以上の企業でITツールの導入を検討する役職の50%が「生成AIを組み込んだ社内ナレッジの活用ツール」を導入(または試験利用)していることが分かった。
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ストックマークは2024年12月5日、「社内情報活用実態調査2024」の結果を発表した。これは、生成AI(人工知能)時代に問われている社内ナレッジ(社内文書、社内データ、社内情報)の活用状況について調査したもの。ビジネスパーソンを対象に実施し、2388人から有効回答を得た。
2023年以降に社内情報検索ツールやナレッジマネジメントツールの導入について「検討が加速した」と回答した人の割合は約26%だった。ストックマークは「生成AIをビジネス活用するには、企業の膨大な社内ナレッジをいかに活用するかが重要だ。今回の結果から社内ナレッジの活用はこれからだということが分かった」としている。
一方、大企業でITツールの導入を企画検討する役職(導入企画層)の50%が、生成AIを組み込んだ社内ナレッジの活用ツールについて「導入済み」または「トライアル中」だと回答した。
大企業が生成AIや社内ナレッジ活用ツールを導入、検討する上で重視するものについて尋ねると「回答精度」を最も重視すると回答した人の割合が33.4%で、「セキュリティ」の20.4%を上回った。さらに3位は「使いやすさ」(14.6%)が来ている。これについてストックマークは「大企業の選定基準が安全性よりも厳密性に変化しており、実際に生成AIを活用している若手世代は使いやすさを求める傾向にある」と分析している。
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