1000人のフリーランスエンジニアが語る「プロの条件は技術力だけじゃない」、では何が必要? スリーシェイク調査フリーランスエンジニアの意識調査結果を発表

スリーシェイクは、フリーランスエンジニアを対象に実施した意識調査の結果を発表した。それによると、「フリーランスとして大事にしていること」と「備えるべき技量」にギャップがあることが分かった。

» 2025年03月07日 08時00分 公開
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 スリーシェイクは2025年3月6日、フリーランスエンジニアの意識調査の結果を発表した。この調査は、20〜50歳代のフリーランスエンジニアを対象に実施し、1014人から有効回答を得た。そのうち、専業フリーランスは74.2%、副業フリーランスは25.8%で、フロントエンドエンジニアが25.4%、バックエンドエンジニアが21.5%だった。

大事なのは「技術力」、でもプロが備えるべきスキルは別にある

 調査結果によると、フリーランスに転身した理由として最も多かったのは「働く場所や時間の自由度がほしい」で、41.9%だった(複数回答、以下同)。次いで「年収を上げたい」(40.3%)、「組織や人間関係が煩わしい」(37.5%)などが続いた。フリーランス歴は、「2〜5年未満」が31.4%、「1〜2年未満」が23.2%、「5〜8年未満」が21.4%だった。

 案件1件当たりの平均契約期間を見ると「6カ月〜1年未満」が37.5%、「1〜2年未満」が29.3%、「6カ月未満」が21.3%で、1年未満の契約が過半数(58.8%)を占めていた。年収別に平均契約期間を見ると、年収1000万円以上では1年以上の契約が50%以上で、長期契約が安定した高収入につながる傾向が見られた。

画像 年収別の案件1件当たりの平均契約期間(提供:スリーシェイク

 フリーランスとして大事にしていることについて聞くと、「技術力」と回答した人の割合が最も多く、42.5%(複数回答、以下同)。次いで「即レス」が39.7%、「報連相」が34.9%、「提案力」が30.0%、「柔軟性」が28.5%だった。一方、プロフェッショナルなフリーランスが備えるべき技量については、「報連相ができる、レスポンスが速い」と回答した人の割合が最も多く、38.1%だった。2番目に多かったのは「質問ができる、質問の質が高い」(38.0%)で、いずれも「技術力が高い」(37.0%)を上回っていた。

画像 プロフェッショナルなフリーランスが備えるべき技量(提供:スリーシェイク

 スリーシェイクは「他に『新しい取り組みや改善提案ができる』(36.0%)、『期限を守る』(31.4%)なども高い割合になっていることから、技術力よりも“ビジネスマンとしてどうあるべきか”を大事にしているフリーランスが多い」と分析している。

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