レバテックは、フリーランス転向に関する意識調査の結果を発表した。それによると、約3割の人がフリーランスへの転向を検討したことがあるものの、そのうち1割はフリーランスになることを断念したことが分かった。
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レバテックは2024年11月11日、フリーランス転向に関する意識調査の結果を発表した。この調査は正社員またはフリーランスとして働くIT人材を対象に実施し、563人から有効回答を得た。調査結果によると、フリーランスへの転向を「過去に検討したことがあり、今もその意向がある」と回答した人の割合は11.7%、「過去に検討したことはないが、今後検討したい」は8.5%、「過去に検討したことがあるが、今はその意向がない」は10.7%だった。
フリーランスへの意向がある人に、フリーランスになるに当たって不安なことについて聞くと「十分なスキルや経験を持てているか(が不安)」と回答した人の割合が最も高く、23.0%(複数回答、以下同)だった。そして、フリーランスになることを検討したことがない人の理由でも「フリーランスとして独立するほどのスキルや経験を持っていないと思うから」との回答が34.1%(複数回答)で最も高かった。フリーランスの意向の有無にかかわらず、フリーランスになることに対して、スキルや経験への不安が高いようだ。
これに対して、過去にフリーランス転向を検討したものの、現在はその意向がない理由では、「案件獲得のための営業が難しそうだから」(22.2%、複数回答)との回答がトップだった。
現在フリーランスとして働く人がフリーランスになることを決めた理由では、「自身のスキル、経験に見合った報酬を受け取りたいと思ったため」(22.7%)、「仕事以外にもやりたいことがあり、そのための時間をより確保したいと思ったため」(17.4%)、「自身のキャリアアップのために、携わる案件を自らで選びたいと考えたため」(16.0%)が上位を占めた。
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