ソフトウェアベンダーのハンモックは、情報システム部門を対象に実施した「WSUSの利用状況とWindowsの更新管理に関する実態調査」の結果を発表した。約7割がWSUS代替手段への移行を検討している。
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Microsoftは2024年9月、Windowsの更新管理ツール「Windows Server Update Services」(WSUS)の開発を終了することを発表している。こうした中でソフトウェアベンダーのハンモックは2025年12月16日、Windowsの更新管理と、WSUSの利用状況に関する実態調査の結果を公表した。
同調査は、情報システム部門の500人を対象に2025年9月に実施。WSUSの開発終了への対応が急務となっていることを背景に調査したものだ。WSUSを含むWindows更新管理の現状や、今後の運用方針の傾向などを明らかにしている。
WSUSの現行の機能は引き続き利用可能だが、Microsoftは同ツールが将来的に廃止になる方針を打ち出している。
ハンモックの調査では、WSUSの開発終了について知っているかどうかを尋ねた設問で、回答者500人のうち「知らなかった」(41.2%)が最多となり、十分に認知されていない実態が明らかになった。
認知している層の内訳は次の通り。
現在のWindows端末の更新管理方法については、回答者376人のうちWSUS利用が約2割にとどまり、「Microsoft Intune」などのMDM(モバイルデバイス管理)ツールを利用するなど、管理方法が多様化していることがうかがえる。
WSUS開発終了後の運用については、回答者103人のうち、合計で約7割が移行に前向きな姿勢を示した。内訳の次の通り。
WSUSの代替手段として検討している仕組みでは、クラウドベースの管理手法への関心が高い結果となった。回答者71人の内訳(複数回答)は次の通り。
導入を検討している、または導入済みの管理ツールについて質問した結果は以下の通り(回答者31人、複数回答)。パッチ管理ツールが最も多くなる一方、複数の管理領域をカバーするツールの導入が進んでいることが分かる。
ハンモックは今回の調査結果を受け、約7割の企業が代替手段への移行を検討していることから、更新管理体制の見直しが加速していると分析。特にMicrosoft Intuneをはじめとするクラウドベースの管理手法への注目が高まっている。パッチ管理やIT資産管理、MDMなど複数領域を統合できるツールへの関心も高いとまとめている。
同社は「WSUSの開発終了は多くの企業にとって更新管理の見直しを迫る大きな転換点」とした上で、クラウドサービスや統合管理ツールの活用により、より効率的で安定した更新管理体制を構築する必要があると指摘している。
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