LinkedInは過去3年間で急成長した職種トップ25を発表した。AIエンジニアやAIコンサルタントが上位を占めた他、起業家や独立系コンサルタントといった職種の成長も目立った。
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LinkedInは2026年1月7日(米国時間)、米国の労働市場において過去3年間で急速に成長した職種トップ25をまとめた「Jobs on the Rise 2026」を発表した。
同ランキングは、2023年1月1日から2025年7月31日までにLinkedInメンバーが就いた数百万件の職務データを分析し、成長率を算出したものだ。
ランキングの1位は「AI(人工知能)エンジニア(AI engineers)」だった。問題解決や予測といった従来人間が判断していた複雑なタスクを実行するAIモデルの開発・実装を担う。最も一般的なスキルには「LangChain」「RAG(検索拡張生成)」「PyTorch」が挙げられる。
AIエンジニアの勤務形態は、テレワークが26.2%、ハイブリッドワークが27.1%だった。
2位には「AIコンサルタント&ストラテジスト(AI consultants & strategists)」がランクインした。組織が業務改善や目標達成のためにAI技術を計画・導入するのを支援する役割を担う。一般的なスキルは「LLM(大規模言語モデル)」「MLOps」「コンピュータビジョン」であり、起業家、ソフトウェアエンジニア、プロダクトマネジャーからの転身が多いという。
4位には「データアノテーター(Data annotators)」が入った。これはAIや機械学習モデルのトレーニング用データセットの正確性を確保するため、詳細なガイドラインに基づきデータのラベル付けやレビューを行う職種だ。
5位の「AI/ML(機械学習)研究者(AI/ML researchers)」は、新しいモデルやアルゴリズムの設計・テストを行い、AIシステムの改善に取り組む。
LinkedInは「AIエンジニアやAIコンサルタント、データアノテーターなど、AI関連職種の勢いが継続していることを示す結果だ」と分析している。
AI関連以外では、自律的な働き方へのシフトも見られた。7位には「戦略アドバイザー&独立系コンサルタント(Strategic advisors & independent consultants)」がランクインした他、9位の「起業家(Founders)」が、LinkedIn上でのタイトル使用数が前年比で69%増加した。
起業家の転身元として最も多いのは「ソフトウェアエンジニア」や「プロダクトマネジャー」だが、その背景には明確な動機があるようだ。データによれば、起業家のテレワーク実施率は51.1%に達しており、他の技術職と比べても圧倒的に柔軟性が高かった。
起業家の一般的なスキルには「ソフトウェア開発」に加え「ブランド開発」が含まれているのも特徴だという。
LinkedInは「専門家たちが不確実な経済状況に適応するため、1社に依存する雇用契約よりも、自身のスキルとブランドを武器に、裁量権を持てる自営業やギグワーク(短時間、単発でできる仕事を受ける働き方)へ戦略的に移行している」と分析している。
ITインフラや金融分野の専門職もランクインしている。11位に入った「コミッショニングマネジャー(Commissioning managers)」は、データセンターなどの複雑な建設・エンジニアリングプロジェクトにおいて、設備のテストや検証を主導する役割だ。施設が安全かつ機能的に動作することを保証する「試運転管理者」としての需要が高まっている。
これに続く形で、17位には「データセンター技術者(Datacenter technicians)」がランクインした。サーバやストレージシステムの設置、保守、トラブルシューティングを行い、データセンターの安定稼働を支える。この職種の一般的なスキルには「データセンターインフラ」や「ケーブリング」が含まれる。テレワークの割合は3.6%にとどまる。
20位の「クオンツ・リサーチャー&アナリスト(Quantitative researchers & analysts)」は、投資やリスク判断を支援するための数学的・統計的モデルを構築・検証する職種だ。一般的なスキルとして「アルゴリズム取引」や「バックテスト」が挙げられ、主な勤務地はニューヨーク、シカゴ、ボストンとなっている。
なお同ランキングの算出に当たってLinkedinは、インターンシップやボランティア、学生の役割は除外しており、特定の少数企業による採用が支配的な職種も対象外にしているという。
トップ25ランキングは以下の通り。
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