Google Cloudは、「Gemini CLI」において、事前構成済みの監視ダッシュボードを提供開始した。ツールの導入状況やトークン消費量、パフォーマンスなどを可視化できるという。
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Google Cloudは2026年1月8日(米国時間)、コマンドラインのAI(人工知能)支援開発ツール「Gemini CLI」の新しいテレメトリー機能と、事前構成済みの監視ダッシュボードの提供を開始した。
今回のアップデートにより、事前構成済みのダッシュボードを通じて、Gemini CLIの採用状況や対話パターン、パフォーマンスを容易に把握できるようになる。オープンソースの「OpenTelemetry」を活用して生ログを使用し、ニーズに合わせたデータ視覚化のカスタマイズも可能になるという。
クエリを記述することなく、Gemini CLIの利用状況やパフォーマンス指標を即座に確認できるダッシュボードが利用可能になった。主な表示項目は以下の通り。
このダッシュボードを利用するには、Gemini CLIプロジェクトでOpenTelemetryを構成し、データをGoogle Cloudにエクスポートする。ダッシュボードテンプレートは「Google Cloud Monitoring」内で「Gemini CLI Monitoring」として提供されている。
Google Cloudにデータをエクスポートするための手順は以下の通り。
最初に、利用するGoogle CloudのプロジェクトIDを設定する。
適切なIAM(Identity and Access Management)ロールとAPIが有効になっていることを確認し、Google Cloudで認証する。
「Direct GCP Exporters」の追加により、中間的なOTLP(OpenTelemetry Protocol)コレクタの構成をバイパスしてセットアップを簡素化できる。「.gemini/settings.json」を更新することで利用可能になる。
これらの基盤ツールの提供により、インフラのセットアップに費やす時間を削減し、アプリケーションの構築とイテレーションに集中できる環境を整えられるという。
Gemini CLIのテレメトリーが有効なプロジェクトでは、Google Cloudコンソールの「Logs」および「Metrics」からデータを追跡できる。OpenTelemetry経由で提供される生情報を組み合わせることで、次のような複雑な問いへの回答が可能になる。
メトリクスとログの収集を効率化するために、Gemini CLIはベンダー中立の業界標準フレームワーク、OpenTelemetryを採用している。同フレームワークの採用により、以下のメリットを享受できるという。
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