ウェヌシスは2026年1月15日、中小企業の情シス担当者を対象に実施したアンケート調査「中小企業における情シスの実態アンケート」の結果を発表した。
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IT担当者向けオンライン研修プログラムを運営するウェヌシスは2026年1月15日、中小企業に勤務する情シス(情報システム)担当者を対象とした「中小企業における情シスの実態アンケート」の結果を発表した。調査は2025年7月23日にインターネットで実施され、102人の有効回答を得た。
同調査により、多くの中小企業で情シス担当者が1人で業務を担当しており、恒常的な長時間労働に陥っている実態や悩み、課題が明らかになったという。
情シス業務を担当している人数についての設問では、55%が「1人」と回答した。「2人」は22%、「3人」は12%と続き、多くの企業で情シスが少人数、特に1人体制であることが明らかになった。
月当たりの平均残業時間は「31時間以上」が33%で最も多く、次いで「1〜10時間」が26%、「11〜20時間」が21%となった。ウェヌシスは「限られた人数で、PC管理からセキュリティ対策、ヘルプデスクまで幅広い業務をこなしている実態がうかがえる」としている。
担当者としての評価に関する設問では、「情シス担当者として評価されていると感じるか」という問いに対し、82%が「はい」と回答した。多くの担当者が自身の仕事の重要性を認識され、やりがいを感じていることが分かるという。
一方で、「『やめたい』と思ったことはあるか」という問いに対しては、「はい」が38%、「今も思っている」が17%となり、合わせて55%が離職を考えた経験があることが判明した。ウェヌシスは「社内評価の実感と過酷な業務実態との間で生まれる葛藤が垣間見える」と分析している。
業務における最大の悩みや課題(3つまで選択可)としては、「業務量が多過ぎる」が53%で最多となり、「知識が追い付かない」(48%)、「IT予算が足りない」(37%)が続いた。4位には「他部門の理解がない」(31%)が入っており、パスワード忘れやネットワーク不調といった日常的な問い合わせ対応に追われ、戦略的な業務に時間を割けない状況も浮かび上がっている。
今後強化したい分野としては「セキュリティ」(54%)に次いで「DX推進」(52%)が挙げられ、「企業の成長に貢献したい」という意欲が見られた。しかし、情シス担当者のキャリアパスが明確かという問いには、「全くない」(24%)、「あまりない」(31%)を合わせ、55%が不明確だと回答している。
ウェヌシスは今回の調査で多くの中小企業情シス担当者が業務量の多さや知識不足、不明確なキャリアパスといった悩みを抱えている実態が明らかになったとしている。
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