豊島岡女子学園中学校・高等学校は、老朽化した物理サーバ7台を仮想化基盤に集約し、24時間365日の監視体制を構築した。教育活動を止めないIT環境の実現を目指す。
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事業の中核を支えるシステムの停止は、あらゆる組織にとって売り上げの損失や顧客離れを招きかねない重大なリスクだ。アライドテレシスは2026年2月25日、豊島岡女子学園中学校・高等学校が授業も入学試験も止めないための対策として、同社の運用支援サービスや新たな仮想化基盤を採用したことを発表した。
7台の物理サーバを分散運用していた同校では、運用負荷の増大と老朽化が課題となっていた。
アライドテレシスによると、豊島岡女子学園中学校・高等学校は「Active Directory」サーバを中心とした基幹系サーバの不安定化が発生し、障害原因が特定できないまま運用を継続するリスクを抱えていたという。
そうした中で同校は、アライドテレシスの運用支援サービス「Net.Monitor」の他、MicrosoftのHCI(ハイパーコンバージドインフラ)専用OS(当時のAzure Stack HCI)を採用。クラウド連携を前提に開発されたHCI専用OSで、クラウドサービス「Microsoft Azure」との統合管理や、オンプレミスにおけるクラウドサービスの活用を実現する。
Net.Monitorは、ITインフラを24時間365日体制で運用監視し、障害や予兆を即時通知する。学習支援ソフトウェア「SKYMENU Pro」も併せて導入し、教師用端末の管理・制御を行う。
採用の決め手となったのは、仮想化基盤によるサーバ集約と冗長化(HA構成)による高信頼性と高運用性、24時間365日の常時監視体制による予兆検知と迅速な通知体制が評価されたことだという。学校の実態に即した現実的かつ実効性のある提案内容も採用理由となった。
同校は仮想化基盤への移行により、Active Directoryやプリンタサーバなどを用途別に最適に分離・配置し、負荷集中による不安定化を解消。冗長構成により片系障害時の継続運用を実現し、可用性を確保した。また、仮想環境上での設定変更や再起動が可能になり、運用負荷の大幅軽減を実現できた。
その他、24時間365日の常時監視により、サーバや設備の状態を継続的に可視化し、障害や温度上昇などの予兆を早期に検知する体制を構築したという。
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