OutlookとWordにリモートコード実行脆弱性 深刻度は「緊急」攻撃難易度は「低」

Microsoftは、OutlookとWordの脆弱性CVE-2026-45456を公開した。Officeの型混同により、未認証の攻撃者がローカルでコード実行可能となる。脆弱性を悪用した攻撃の難易度も低いため、注意してほしい。

» 2026年06月16日 07時00分 公開
[@IT]

この記事は会員限定です。会員登録(無料)すると全てご覧いただけます。

 Microsoftは2026年6月9日(現地時間)、「Microsoft 365」に影響するリモートコード実行の脆弱(ぜいじゃく)性「CVE-2026-45456」を公表した。対象製品は「Microsoft Outlook」(以下、Outlook)と「Microsoft Word」(以下、Word)で、深刻度は「緊急」(Critical)と評価されている。

 この脆弱性は、プログラムが異なるデータ型を誤って扱う「型混同(Type Confusion)」に起因するものだ。悪用された場合、攻撃者は対象システムで任意のコードを実行できる可能性がある。

攻撃に特別な手順はいらない Outlook、Wordの脆弱性悪用に要注意

 CVSS v3.1の基本スコアは8.4で、機密性、完全性、可用性への影響はいずれも「High」と評価されている。

 Microsoftによると、攻撃に特別な権限は必要なく、攻撃の複雑さも低い。特別なアクセス条件や例外的な環境は必要なく、攻撃者は脆弱なコンポーネントに対し、再現性のある成功を見込めるとされる。

 攻撃ベクトルは「Local」とされているが、Microsoftは想定されるシナリオとして、攻撃者が標的端末に直接アクセスするケースの他、SSHなどを利用した遠隔アクセス、あるいはユーザーを誘導して悪意のある文書を開かせるケースを挙げている。

 脆弱性の悪用に成功した場合、攻撃者は情報の窃取やデータ改ざん、システムの機能停止などを引き起こす可能性がある。Microsoftはセキュリティ更新プログラムを公開しており、影響を受ける環境では速やかな適用を推奨している。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アイティメディアからのお知らせ

スポンサーからのお知らせPR

注目のテーマ

その「AIコーディング」は本当に必要か?
Microsoft & Windows最前線2026
4AI by @IT - AIを作り、動かし、守り、生かす
ローコード/ノーコード セントラル by @IT - ITエンジニアがビジネスの中心で活躍する組織へ
Cloud Native Central by @IT - スケーラブルな能力を組織に
システム開発ノウハウ 【発注ナビ】PR
あなたにおすすめの記事PR

RSSについて

アイティメディアIDについて

メールマガジン登録

@ITのメールマガジンは、 もちろん、すべて無料です。ぜひメールマガジンをご購読ください。