サイバートラストの調査によると、コスト負担の増加を受けて、VMwareの仮想化製品群を利用する企業が移行に向けて動き始めている。一方で移行の検討が思うように進まない企業もある。背景には何があるのか。
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サイバートラストは2026年6月11日、「仮想化基盤の選定基準と移行実態に関する調査」の結果を公開した。調査対象は、VMwareの仮想化製品群を利用し、過去2年以内にサーバ仮想化製品の導入や移行、更新を検討・実施した企業だ。
調査では、VMware製品群のライセンスモデル変更を受けて「コスト負担が増加した」との回答は、93.6%と9割以上に達した。VMware製品群を使う企業の間で、コストに対する不安が広がっている。
VMware製品群からの移行については「移行先を比較検討している」が48.6%、「既に移行を進めている」が28.4%だった。具体的な移行アクションを開始した企業は、合わせて77.0%に達した。一方で移行の検討が円滑に進まない企業もある。その背景には幾つかの課題があると、サイバートラストは分析する。
システム停止リスクや移行作業の負荷、比較情報の不足といった実務面の障壁が、移行検討の長期化を招いているというのが、サイバートラストの見方だ。調査では、移行を進める上での障壁として「移行中のシステム停止リスクが懸念される」が62.4%で最も多かった。
移行先を選ぶ際に重視する項目では「ライセンス・運用コストの予見可能性」が62.4%でトップとなった(図)。これは「機能の豊富さやカバー範囲の広さ」(22.0%)の約3倍だ。他には「長期サポート体制の充実度」(49.5%)などが挙がった。
仮想化ベンダーに求めるサポートの内容については「国内拠点による迅速な対応」(48.6%)が最多だった。「日本語による問い合わせ対応」(42.2%)や「8年以上の長期保守」(39.4%)が続いた。
VMware製品群からの移行先を検討する企業にとって、コストだけではなく、長期的に安心して運用できるサポート体制も重要な判断材料になっているとサイバートラストは考察する。今回の調査は2026年5月26日に実施し、情報システム部門担当者および責任者109人から回答を得た。
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