清水建設はクラウドETLサービスの導入により、厳格なセキュリティ要件を満たしながらクラウドデータ基盤を構築した。
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清水建設は長期ビジョン「SHIMZ VISION 2030」で「スマートイノベーションカンパニー」を掲げており、その実現に向けた重要テーマの一つとしてデータドリブン経営を推進している。
建設現場の入退場データや人流データなど数千万件規模の大容量データを扱っており、当初はオンプレミスにデータ統合の仮想基盤を構築していた。
データが各部門や個人のローカル環境に点在し、業務が属人化していた。処理能力にも限界があり、データ分析を完了できない状態に陥っていた。セキュリティ上の厳格な制約から、クラウドからオンプレミスのデータに直接アクセスできないという課題も抱えていた。
清水建設は、これらの課題を解決するために、クラウドETL(Extract、Transform、Load)サービス「TROCCO」を導入し、クラウドデータ基盤を構築。オンプレミスからのセキュアなデータ連携を可能にするオプション機能「Self-Hosted Runner」を導入した。パートナーとして、ジールが伴走支援している。
入退場データや人流データといった現場データは、クラウドDWH(データウェアハウス)「Snowflake」に一元収集・管理する基盤を構築した。全社横断的なデータ分析が可能になり、人員配置の最適化など具体的なビジネス課題の解決にも活用が進んでいるという。
TROCCOとSnowflakeを組み合わせたクラウドデータ基盤により、数千万件規模の大容量データを安定して処理できる環境が整った。既存の仮想統合基盤では完了できなかった分析処理も、確実に実行できるようになっているという。
Self-Hosted Runnerの活用により、セキュリティ要件が厳しいオンプレミスのデータをクラウドと安全に連携できる体制を整えた。建設現場の機密性の高いデータを適切に管理しながら、クラウドの利便性を活用できる環境が整備されたという。
清水建設 DX経営推進室 先端技術応用部 データマネジメントグループ グループ長 半田貴志氏は「現場担当者自身が改善サイクルを回せる環境を整えることで、小さな成功体験を積み重ねながら全社に広げる。そのようなプロセスを経ることで、組織全体のデータドリブン経営は着実に前進していきます」とコメントしている。本事例はTROCCOを提供するprimeNumberが2026年6月23日に発表した。
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