特に注意が必要なのが、ドライブそのものに問題がある場合だ。PCがOSを起動する段階で、OSを起動するためのドライブを見つけられない場合や、そもそもBIOSがドライブを認識しない場合は、ドライブ障害の可能性がある。
ドライブ障害は大きく「論理障害」と「物理障害」に分けられる。論理障害は、ドライブ自体が故障していなくても、ファイルシステムやデータ構造に不整合・破損が生じることで起きる。アラジンは論理障害の原因として、データ読み書き中の突然の電源断やOSアップデートの失敗、強制終了の繰り返し、マルウェア感染などを挙げる。
物理障害は、ドライブの内部部品に電気的または機械的な故障が発生した状態だ。落下や衝撃、水ぬれ、高温での使用、電源トラブル、経年劣化などが原因として挙げられる。
HDDから「カチカチ」「ピーピー」といった異音がしたり、PCがドライブを認識できなかったりする場合は、物理障害が発生している可能性がある。アラジンは、こうした状態で通電や再起動を繰り返すと、症状が悪化してデータの取り出しがさらに困難になるリスクがあると説明する。
アラジンは重度の物理障害の例として、HDDではデータを読み書きするヘッドの障害や、データを記録するプラッターにヘッドが接触するヘッドクラッシュ、データを正常に読み出せないリードエラーの多発を挙げる。SSDでは、動作やデータ管理に必要な情報を保持するシステムエリアやフラッシュメモリ、制御チップなどの障害を挙げる。
例えばSSDの制御チップに障害が発生すると、データがどのフラッシュメモリにあるのかが分からなくなる可能性がある。こうした場合には、制御チップが保持するデータの配置情報を含めて解析する必要があると、アラジンは説明する。
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