「AI代替」だけが理由じゃない 7割の企業が「外部人材シフト」に動く本当の狙い6割が新卒採用を強化、でも“人材”は不足

BREXA SOLVIAがITエンジニア採用に関する調査結果の一部を公表。約7割の企業が外部人材の比率を拡大する方針を示しており、人材不足が続いている実態が明らかになった。

» 2026年09月08日 08時00分 公開
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 ITエンジニアの派遣・SES(System Engineering Service)事業を展開するBREXA SOLVIAは2026年8月6日、「2026年最新版:ITエンジニア採用の実態と外部人材活用」に関する調査結果の一部を公表した。

 同調査は、自社開発企業およびSIerに在籍するITエンジニアの採用担当者519人を対象として、2026年7月7〜8日にインターネット上で実施された。

6割が新卒採用を強化、でも6割が“人材”は不足

 過去1年間のITエンジニア採用における各ターゲット層への採用活動の注力具合について、新卒(実務未経験)を「強化」したとの回答は61.7%だった。この結果から、新卒および未経験層の採用に約6割の企業が高い意欲を示していることが確認された。

 中途・ジュニア層への活動を「強化」したと答えた割合は48.2%だった。その一方でミドル・シニア層の「強化」は41.6%、マネジャー・ハイクラス層の「強化」は36.2%となっている。

過去1年間のITエンジニア採用で、各ターゲット層への採用活動(注力具合)はどのように変化したか(提供:BREXA SOLVIA

 採用したい人数と採用できている人数のギャップを問う設問では、「ほぼ計画通り」が35.5%、「若干の不足がある」が52.8%、「大幅に不足している」が11.7%という結果となった。「若干の不足がある」「大幅に不足している」の合計は6割以上となり、採用計画と実績の間にギャップが存在していることが分かる。2024年11月調査の結果と比較しても、人材の不足感は解消されていない状況が継続している。

現在、採用したいITエンジニアの人数と実際に採用できている人数の間にどれくらいギャップがあるか(提供:BREXA SOLVIA

「AI代替」だけが理由じゃない 7割の企業が外部人材シフトに動く本当の狙い

 今後3年間を見据えたITエンジニア組織における正社員と外部人材(派遣・SES・業務委託)の活用比率の変化について、「外部人材の比率をやや増やしていく」が43.9%、「外部人材の比率を大幅に増やしていく」が27.2%を占めた。これらを合わせると、約7割の企業が外部人材の比率を増やす方針を示している。その一方で、「現在の構成比率をおおむね維持する」は22.2%、「外部人材の比率を減らしていく」は6.7%だった。

 外部人材の比率を「大幅に増やしていく」「やや増やしていく」と回答した369人を対象に、その理由を複数回答で尋ねた結果、「案件やプロジェクト状況に合わせて柔軟に人員調整したいため」が46.6%で最多となり、これに「AI代替を見据え、人員構成を最適化したいため」が37.9%、「最新技術や特定スキルをスピーディーに調達したいため」が35.0%で続いている。

 その他の理由としては、「技術進化による正社員のスキル陳腐化リスクを避けたいため」(29.3%)、「社内リソースをコア業務に集中させたいため」(28.7%)という回答も一定数見られた。

今後3年間を見据えた際、自社のITエンジニア組織における正社員と外部人材の活用比率はどのように変化する予定か(提供:BREXA SOLVIA

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