Linux Foundation傘下のAgentic AI Foundationは、MCPの理解度を測る認定資格「MCPA」を新設した。MCPの公式な認定資格は初めてとなる。
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Linux Foundation傘下のAgentic AI Foundation(AAIF)は2026年9月14日、AIエージェントと外部システムを接続する標準規格「Model Context Protocol」(MCP)の知識を認定する資格「Model Context Protocol Associate」(MCPA)の提供開始を発表した。
MCPの知識を証明する公式の認定資格は初めてで、AAIFが立ち上げる認定資格としても最初のものとなる。発表は、オランダ・アムステルダムで開催されるイベント「AGNTCon + MCPCon Europe」に合わせて行われた。
MCPAは特定のベンダーに依存しない資格で、AIエンジニアリングやプラットフォームエンジニアリング、AIガバナンスなどに携わる技術者を対象としている。出題は次の5領域で構成される。
試験はオンラインで実施され、日本からも受験できる。試験監督付きの多肢選択式で、受験料は250ドルとなっている(公式ページ)。
受験者に問われるのは、MCPのホスト、クライアント、サーバ、ツールに関する知識、メッセージの流れとプロトコルのプリミティブ(基本構成要素)、信頼境界や権限、リスク制御、そして実際のエージェント運用でMCPがどのように適用されているかだ。
認定はMCP仕様の最新リリースである「Version 2026-07-28」に準拠している。AAIFは、MCPの内部構造を理解し、プロトコルの動作やコンポーネント間の通信について筋道立てて考えられる受験者に推奨するとしている。
AIモデルを必要なツールやサービスに接続することは、エージェント型のシステムを構築する上で欠かせない要素になっており、MCPはその接続を実現する標準になった。
MCPの利用は急速に拡大している。MCPのTier 1(最上位のサポート区分)のSDKでは、月間のダウンロード数が5億に迫り、TypeScriptとPythonのSDKはいずれも累計で10億ダウンロードを超えた。本番環境での利用も同じ速さで伸びており、「ChatGPT」のユーザーによるMCPのツール呼び出しは、2026年8月時点で1月の98倍に達した。メール配信サービスの「Resend」では、MCPの呼び出しが単月で100万回を超えている。
AAIFは、MCPの普及が進む中、その専門知識やスキルを共通の基準で評価する仕組みが必要になったと説明している。MCPAは、エンジニアやプラットフォームチーム、AIガバナンス担当者が、MCPの仕組みやコンポーネント間の連携、安全かつ適切な活用方法を理解していることを証明するための資格となる。
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