DBのバックアップはクラウドで! 月3000円台から手軽に始めるOracle Cloud Platform活用:テープバックアップの代替で今すぐコスト削減(3/4 ページ)
多くの企業がパブリッククラウドのメリットをすぐに得られる活用法の1つが「データベースバックアップ」だ。Oracle Cloud Platformには、テープバックアップの代替から災害復旧サイトの構築、リアルタイム同期による高可用性システムまで、さまざまな用途に対応可能なサービスが用意されている。[パブリッククラウド][Oracle Cloud][Data Integration]
バックアップサイトをパブリッククラウド上に構築して復旧を迅速化
Oracle Database Backup Serviceを活用したクラウドバックアップの利点は、コスト削減だけではない。バックアップの計画では、万一の際のリカバリーに要する時間の短縮が大きな課題となるが、Oracle Database Backup ServiceによってOracle Cloud Platform上にデータを保管しておくことで、障害発生時の復旧時間を大幅に短縮できるのだ。
一般に、DRを目的としたバックアップ環境を確保する際には、データのバックアップ機構に加えて、本番環境が利用できなくなった際に使用するスタンバイのシステムを用意する。Oracle Cloud Platformでは、Oracle Databaseを従量課金で利用できるPaaSとして「Oracle Database Cloud Service」を提供している。同サービスをOracle Database Backup Serviceと組み合わせてスタンバイ環境として使うことで、「非常時にOracle Database Cloud Serviceを使って一時的にデータベース環境を立ち上げ、そこにOracle Database Backup Serviceのバックアップデータをリストアする」といった運用が可能になる。
Oracle Database Cloud Service上でのシステムの立ち上げは、通常、数分程度で完了する。同サービスはLinux上で動作しているが、RMANに準じたバックアップデータであれば、Windows環境で取られたバックアップでも問題なくリストアできる。Oracle Database Cloud Serviceの利用料金はインスタンスの稼働時間に応じた従量制であり、スタンバイ環境を利用していない期間の料金は発生しない。そのため、オンプレミス環境などにスタンバイ環境を構築/維持していく場合と比べて、極めて安価にDR環境を用意できるのだ。
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アイティメディア営業企画/制作:@IT 編集部/掲載内容有効期限:2016年7月7日