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宮崎編:大きな議題は「合宿」で解決――宮崎発のB2Bサービスを開発するZOZOグループのナイスガイエンジニアITエンジニア U&Iターンの理想と現実(57)(1/2 ページ)

昼は誠実に仕事と向き合う――「ITエンジニア U&Iターンの理想と現実」宮崎編は、ZOZOBASEと連携するECシステム開発に従事する若手エンジニアの仕事と日常です。

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 はじめまして、「アラタナ」の大野公嗣(おおのこうし)です。2013年4月に宮崎県宮崎市にUターン、新卒でアラタナへ入社し、ITエンジニアとして働いています。

 U&Iターンの理想と現実:宮崎編は、宮崎県宮崎市に住む20代独身男性の個人的なUターン体験のお話と、宮崎市の暮らしを紹介します。UIターンに興味のあるエンジニアの参考になれば幸いです。


宮崎名物チキン南蛮と県産焼酎

私が宮崎を選んだ“消極的な”理由

 宮崎県が日本地図のどこにあるか分かりますか?

 宮崎県は九州の南部、そして宮崎市はその南東部に位置します。太平洋に面する海沿いの町で、シーズンには全国のサーファーが集結します。

 アラタナで働いているメンバーの約7割が、UIターンで宮崎にやって来ました。

 UIターンの理由の多くは、「仕事とプライベートの充実」です。具体的に聞くと「通勤時間」「嫁の実家」「子育て」といったキーワードが出てきます。

 私もUターンした一人です。

 宮崎県宮崎市で生まれ育ち、大学進学を機に福岡県へ移住しました。大学では情報工学を専攻し、Webの世界へ足を踏み入れました。

 そして、就職活動期。私は、割とネガティブな条件で就職先を絞り込んでいきました。当時の私が就職先に求める/求めない条件は、以下の3つでした。

1.人口密集地は嫌!

 私は人口密集地が苦手。満員電車での通勤なんてもっての外です。そうなると、上京は無理です。

 そこからだんだん「地元に帰りたい」と思うようになりました。

2.大企業は嫌!

 学生時代の私は、大企業に勝手な固定観念を持っていました。

 「大企業の社員は、小さな歯車の一つとしてルーティン化した作業フローをひたすらこなすのだろう」と。それは自分には合わないと考え、大企業を選択肢から外しました。

 逆に、会社の変化が多いベンチャー企業ならば「大きな歯車」として働けるのではと考え始めました。このときからベンチャー企業に憧れていたのだと思います。

3.宮崎に帰りたい!

 「みやざき愛」、これが一番大きなポイントだったかもしれません。

 私は地元宮崎が大好きです。宮崎に住む友人、家族、住み慣れた街並みなど、好き好きポイントを数えるとキリがありません。

 例えば、趣味のサッカーやフットサルの施設利用料が、宮崎は東京に比べてとてつもなく安いのです。土地が潤沢だからでしょうか。東京だと1時間当たり「5000円〜1万円」くらいですが、宮崎市だとおよそ「300円〜500円」で利用できるのです。

 大都会東京でのエンジニア生活には目もくれず、「宮崎県」「IT」「ベンチャー」の3つのキーワードで職場を探し、アラタナに出会ったのです。

 こうして、私の宮崎でのエンジニア生活がスタートしました。

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