スロット&ソケット図鑑

プロセッサ用スロット/ソケット

デジタルアドバンテージ
2002/08/08(2002/10/01更新)

タイトル・ビットマップ

 
 603 Pin Socket (Intel Xeon/Xeon MP)
603ピン・マイクロPGAパッケージのIntel XeonまたはIntel Xeon MPを装着するためのZIFソケット。これらのプロセッサはデュアルプロセッサ構成またはマルチプロセッサ構成に対応しているため、対応するサーバやワークステーションでは、マザーボード上にこのソケットが2個または4個搭載されていることが多い。写真のプロセッサはIntel Xeon(Xeon DP)である。ソケットの前後に設置された黒い枠は、CPUクーラーを固定するための留め具だ。 クリックで拡大表示 クリックで拡大表示
 
 Socket 754 (ClawHammer)
2002年末の発表に向けて、AMDが開発中の新型プロセッサ「ClawHammer(開発コード名)」を装着するためのソケット。既存のプロセッサ用ソケットに比べると、ピン数が754ピンと大幅に増えている。これは、メイン・メモリであるDDR SDRAMを直接プロセッサに接続する設計になっており、そのための信号線が追加されているのが一因だ。なお写真のプロセッサはメカニカル・サンプルであり、実際に出荷される正式品とは、少なくとも表面の刻印が異なるはずだ。 クリックで拡大表示 クリックで拡大表示
 
 478 Pin Socket (Pentium 4/Celeron)
478ピン・マイクロPGAパッケージのPentium 4を装着するためのZIFソケット。mPGA478 Socketとも呼ばれる。ピンが空いていない箇所(写真のソケット右下部分)の違いによって、「mPGA478A」「mPGA478B」「mPGA478C」の3種類がある(写真のソケットはmPGA478B)。現在、デスクトップPC向けに採用されているのは、このmPGA478B Socketである。最初のPentium 4と同時に登場した423 Pin Socketの後継であり、すでにPentium 4のソケットの主流となっている。ソケットの周囲を囲む黒い枠は、CPUクーラーを固定するための留め具だ。 クリックで拡大表示 クリックで拡大表示
 
 423 Pin Socket (Pentium 4)
423ピンPGAパッケージのPentium 4を装着するためのZIFソケット。PGA423 SocketまたはSocket Wとも呼ばれる。一見するとSocket 370とよく似ているが、物理的にも電気的にも互換性はない。Pentium 4を冷却するCPUクーラーは巨大でかつ重く、ソケットだけで固定するには強度が足りない場合があるため、ソケットの周囲にはCPUクーラー取り付け用のネジ穴や留め具が配置されている。すでに後継として登場している478 Pin Socketで代替された。 クリックで拡大表示 クリックで拡大表示
 
 Socket A (Athlon/Duronシリーズ)
PGAパッケージのAMD AthlonシリーズやAMD Duronを装着するためのZIFソケット。Socket 370や423 Pin Socketと形状は似ているが、もちろん互換性はない。2002年8月の時点で、Athlon/Duron用ソケットはこれだけである。CPUクーラーを固定するためのツメは、ソケット両脇に3本ずつ装備されており、大型・強力なCPUクーラーでもしっかりと固定できるよう注意が払われている。写真のプロセッサはAMD Duronである。 クリックで拡大表示 クリックで拡大表示
 
 Slot A (Athlon)
カートリッジ型のAMD Athlonを取り付けるスロット。Slot 1とスロット形状は同じだが、逆挿入防止キーの位置が反対側にある。また信号線や電気的な特性などは、Slot 1とまったく異なり、互換性はない。すでにAthlonのパッケージはPGAタイプが主流であり、Slot Aはほとんどみかけない。 クリックで拡大表示 クリックで拡大表示
 
 Socket 370 (Pentium III/Celeronなど)
PGAパッケージのPentium IIICeleronを装着するためのソケット。PGA370とも呼ばれる。同じSocket 370でも、電気的な仕様の違いにより、Pentium IIIや533MHz以上のCeleronが動作しないこともあるので注意が必要。写真のプロセッサはCeleronである。 クリックで拡大表示 クリックで拡大表示
 
 Slot 1 (Pentium II/III/Celeron)
カートリッジ型のPentium II/IIIやカード型のCeleronを取り付けるスロット。SC242とも呼ばれる。スロット両脇のガイド レールは、プロセッサのパッケージごとに形状が異なるので注意が必要。すでに主流はSocket 370であり、Slot 1はほとんどみかけない。写真のプロセッサはS.E.C.タイプのPentium IIである。 クリックで拡大表示 クリックで拡大表示
 
 Socket 8 (Pentium Pro)
Pentium Proを装着するためのZIFソケット。Pentium Proはプロセッサ・コアと2次キャッシュの合計2チップを単一パッケージに封入しているため、このように横長のパッケージになっている。Socket 8はPentium Proとそのオーバードライブ・プロセッサだけに対応していたため、Pentium IIやPentium II Xeonが主流になると、Pentium Proと一緒に使われなくなっていった。 クリックで拡大表示 クリックで拡大表示
 
 Socket 7 (MMX PentiumやAMD-K6など)
当初はPentiumMMX PentiumのためのZIFソケットだったが、それらの互換プロセッサ用としても採用された。同じSocket 7でも、信号線の結線や対応する電源電圧の範囲などの仕様は、微妙に異なっている。写真のプロセッサはAMD-K6である。 クリックで拡大表示 クリックで拡大表示
 
 Socket 5 (Pentium)
開発コード名「P54C」で呼ばれる第2世代のPentiumに合わせて登場したZIFソケット。第1世代のPentium(開発コード名:P5)のソケット(Socket 4)と比べると、ピン配置が千鳥状になって密度が高められた。Socket 7のベースにもなったソケットである。 クリックで拡大表示 クリックで拡大表示
 
 Socket 3 (i486シリーズ)
Intel486およびそのオーバードライブ・プロセッサに対応するZIFソケットとしては3世代目にあたるソケット。Socket 2で生じた熱問題を解消したバージョンでもあり、Intel486搭載PCで多用された。Intel486だけではなく、Pentiumのコアを利用した「Pentium OverDriveプロセッサ(開発コード名:P24T)」も装着できる。写真のプロセッサの上はIntel486DX2で、下はPentium OverDriveプロセッサだ。 クリックで拡大表示
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