これで準備は整いました。早速実行してみましょう。ログファイルのあるフォルダはroot権限が必要ですのでrootになるか、sudoしてください。
# analog
とコマンドを実行すると、analog.cfgで指定したところにレポートファイルが作成されます。htmlファイルですのでブラウザから開いてみてください。
レポートをWebから見られるようにするには、すでに閲覧可能にしているディレクトリに書き出し先を設定するか、レポートが書き出されるフォルダをWebサーバを通じて参照可能なようにhttpd.confに登録する必要があります。
一度だけレポートを出すだけでなく、毎日、毎週など一定期間ごとにレポートを出したいということもあると思います。特にアクセス数が多いサイトでは期間を空け過ぎると処理に時間がかかってしまいます。
毎日、毎月など一定期間ごとにレポートを出すにはcron※を使うのがよいでしょう。
また、すでに解析済みのログを再び解析しないように、ログローテーションして解析した期間のログは別ファイル名に切り出す必要があります。
最近ではログはデフォルトでローテーションされていることも多いと思いますが、Linuxで用意されているlogrotateやApacheに用意されているrotatelogsも使えますので好みに応じて使用してください。
※cron=Unixにおいて、定期的にコマンドを実行するためのデーモンのこと、もしくはそのようなメカニズムのこと。参照記事:Insider's Computer Dictionary [cron]
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