b、c
アプリケーション層のプロトコルのほとんどは、トランスポート層でTCPまたはUDPを使用します。正解となるTFTPとSNMPはUDPを使用し、不正解となるHTTP、SMTP、FTPはTCPを使用します。また、WebブラウザとWebサーバの間のやり取りに使用するHTTPでは、暗号化を行うHTTPSもありますが、これは、HTTPの下位にSSL(Secure Sockets Layer)を使用しています。SSLは、トランスポート層のTCPの上位に位置され、主にHTTPに使用されますが、特定のアプリケーションに依存しないプロトコルとされています。このように、プロトコルは別のプロトコルを利用することで全体のアプリケーションとしての動作ができるように規格されています。
今回は、ネットワークとは何か、そしてOSI参照モデルや個々のプロトコルの役割について解説しました。OSI参照モデルでは、第1層の物理層から第7層のアプリケーション層まで、ネットワークがどう伝わっていくかといった流れも理解できるといいと思います。また、今後、スイッチやルータを理解する場合に、OSI参照モデルの各階層が関係してきます。試験でも、どの階層でどの情報がカプセル化されていくかというのが問われます。今回の記事が、そのためのベースになればと思います。
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