■例題3
select to_char(100000,'L99,999,999') from dual;
上記のSQL文を実行した結果で正しいものを1つ選択してください。
a.L100,000
b.\100,000
c.けた数が合っていないため、エラーになる
d.\100000
■例題の範囲をおさらい
≪参考:「SQLの関数を使いこなす」
TO_CHARは、単一行関数の一種である変換関数の1つで、指定された値を文字データに変換します。
「L」はローカル通貨記号の表示です。日本であれば「\」を表します。
■正解
b
■解説
問題文のSQLを実行すると、以下のような結果になります。
SQL> select to_char(100000,'L99,999,999') from dual; TO_CHAR(100000,'L99,999,999') ------------------------------------------ \100,000 |
選択肢a:「L99,999,999」という書式指定において、Lはローカル通貨記号を表します。「L」と表示されることはありません。
選択肢c:「L99,999,999」という書式指定において、9は数値1けたを表し、先行ゼロは表示しないという意味です。
「100000」とはけた数が異なりますが、書式の方がけた数が多い分には問題はありません。
選択肢d:「L99,999,999」という書式指定においては、3けたごとに「,(カンマ)」を入れていますので、表示される値は3けたごとに「,」が入ります。
よって、正解はbの「\100,000」です。
■まとめ
次の内容をチェックしましょう。
今回の範囲は、特に出題されやすい部分です。関数は種類が多いため、すべてを理解するのに時間がかかると思いますが、完全にマスターするようにしましょう。
次回は、グループ関数を使用した集計データのレポートについて、間違いやすい点にポイントを絞って説明をします。
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