本連載は、JSP/サーブレット+StrutsのWebアプリケーション開発を通じて、Java言語以外(PHPやASP.NET、Ruby on Railsなど)の開発にも通用するWebアプリケーション全般の広い知識・常識を身に付けるための連載です
本連載も今回で第8回となります。前回の「Webアプリ開発の常識、バリデーションとテンプレート」までMVCモデルの“View”の部分の常識が大体理解できたかと思います。
今回からはMVCモデルの“Model”の部分に踏み込み、昨今のアプリケーション開発において「必須」ともいえるデータベース(以下、DB)との連携と、その仕組みを、実際に連携したサンプルアプリケーションを作りながら詳しく説明していきたいと思います。
今回のアプリケーションには、RDBMS(Relational DataBase Management System)として「MySQL」を使用します。データベースや「RDBMS」、そして「SQL(Structured Query Language)」とは何かを確認しておきたい読者は、下記記事を参照してください。
MySQLは、PostgreSQLと並ぶ代表的なオープンソースのRDBMSで、最初のリリースから10年以上もの歴史があります。シンプルな機能と高速な呼び出しに優れており、利用実績も豊富です。
MySQLの主な特徴は、以下のとおりです。
では、MySQLを実際にダウンロードしてみましょう。まず、ダウンロードサイトから「mysql-6.0.9-alpha-win32.zip」をダウンロードして解凍し、「mysql-6.0.9-alpha-win32[1]」フォルダの「Setup.exe」をダブルクリックしてください。
インストールは、以下の図1のような画面から開始します。「Next」ボタンをクリックしてください。
次に、インストールタイプを選択します。今回は図2のように「Typical」を選択して「Next」ボタンをクリックしてください。
その後、最終確認のダイアログになります。問題がなければ「Install」ボタンをクリックしてください。インストールが開始され、途中でほかのプロダクトを勧めるような画面が2つ表示されますが、「Next」ボタンをクリックして進めてください。
最後に図3のような画面が表示されたらインストールは完了です。「Finish」ボタンをクリックしてください。
インストール完了時に「Configure the MySQL Server now」の左側にチェックを入れてから「Finish」ボタンをクリックした場合には、続いて「設定」が開始されます。「Configure the MySQL Server now」で、MySQLの初期設定を行い、起動します。これで、MySQLのインストールは完了です。
コマンドプロンプトからMySQLにアクセスすると、図4のような画面が確認できるかと思います。
次ページでは、JavaのDB操作に欠かせないJDBCを紹介し、DBと連携したWebアプリケーションの作り方について解説していきます。
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