■作業3:システムの復元を試す
前述の作業だけでは復元できなかった場合、システムの復元を試す方法もある。システムの復元とは、重要なシステム・ファイルと一部のプログラム・ファイルのスナップショット(復元ポイント)を作成しておき、障害などが発生した場合、スナップショットからファイルなどを書き戻すことで、正常に起動していたときの状態に戻す機能だ。
通常モードでは起動できないわけだから、これもセーフモードで実行しなければならない。なおシステムの復元機能といえども完璧ではなく、以下の注意点がある。
システムの復元は、[スタート]−[アクセサリ]−[システム ツール]−[システムの復元]を選択して起動する。ウィザードが起動するので、[コンピュータを以前の状態に復元する]を選択し、復元ポイントを選ぶなどして先に進めると、復元ポイントの時点にシステム・ファイルなどが戻る。障害が発生した直前の復元ポイントを選択しておけば、それだけ失われるデータや設定変更などが少なくて済む。
システムの復元で正常に起動するようになったら、戻した復元ポイント以降の設定変更などを、再び起動不可能にならないように十分に気を付けて実行すればよい。
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