では、サンプルコード4行目の「document.write」をもう少し詳しく見てみましょう。試しに、自分の好きな言葉を表示させてみましょう。
やり方は簡単です。" "(ダブルクオーテーション)でくくられている「こんにちは。」を自分の好きな言葉に書き換えるだけです。
何に書き換えましたか。 実際にやらなくても結果が想像できる人もいると思いますが、何よりも自分でサンプルを書き換えるという行為が大切です。どんどん書き換えてください。
書き換えが終わったら、javascript.htmlに上書き保存してください。先ほどと同じように、保存したファイルをWebブラウザで開くと…… どうなりましたか。思いどおりに書き換えた文字が表示されたでしょうか。
簡単すぎて拍子抜けしてしまうかもしれませんが、これも立派なJavaScriptのプログラムです。
「document.write」で文字を表示したい時は、表示させたい文字を必ず" "でくくってください。うまく文字が表示されなかった人は、表示させたい文字が" "で正しく、くくられているか確かめてみてください。
何となく分かってきた人もいると思いますが、「document.write」はWebブラウザに文字を表示させたい時に使う命令のようなものです。
ただ単に、Webブラウザに決められた文字を表示するだけなら、HTMLでもできますね。でも、「document.write」を使えば、決められた文字以外にも、計算結果を表示するなんていうこともできちゃいます。
JavaScriptを以下のように書き換えてWebブラウザで見てください。
<html> <body> <script type="text/javascript"> document.write(53+18); </script> </body> </html>
「71」と表示されたと思います。53+18=71なので、計算結果の「71」が表示されたのです。
同じように、「+」を「-」に変えて、引き算もできます。数字を変えて色々な計算結果を試してみてください。
<html> <body> <script type="text/javascript"> document.write(53-18); </script> </body> </html>
掛け算や割り算はどのように書けばいいのでしょうか。「×」や「÷」はプログラムでは使えません。「×」と「÷」の代わりに、それぞれ「*(アスタリスク)」と「/(スラッシュ)」を使います。
3×5の掛け算は以下のように書きます。
<html> <body> <script type="text/javascript"> document.write(3*5); </script> </body> </html>
12÷4の割り算はこのように書きます。
<html> <body> <script type="text/javascript"> document.write(12/4); </script> </body> </html>
17÷5のような割り切れない計算の場合、「17/5」と書くと「3.4」のように小数点の答えが表示されます。「17÷5=3余り2」のような割り算の余りを求めたい場合は、「%(パーセント)」を使って以下のように書きます。
<html> <body> <script type="text/javascript"> document.write(17/5); </script> </body> </html>
どうですか。「document.write」ってすごいですね!
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