Windows 8.1で変更/追加されたWindows Runtime APIや、XAMLコントロールの改良点/新機能、Visual Studio 2013のデバッグ関連新機能などを紹介する。
前回はWin 8.1アプリにおける大きな変更点である「検索コントラクトの廃止」について詳しく見た。今回はビュー状態/検索コントラクトの廃止以外の変更点についてざっくりと見ていくことにしよう。
本連載では、次の略称を使用する。
なお、本稿で示すC#のサンプル・コードは、VirtualBox上で64bit版Windows 8.1 Pro Previewを動かし、Visual Studio Ultimate 2013 Previewを使って動作を確認した。
前々回と前回で紹介した重要な2つの変更点だけでかなり紙幅を使ってしまったが、それら以外の改良された機能や、新しく増えた機能も数えきれないほどWin 8.1にはある。次の画像は、Build 2013で公表されたWindows Runtimeだけの変更点の概要だ(このほかに.NET Frameworkにも新機能がある)。
新規のAPIだけでも650以上あるという(Build 2013セッション2-164による)。全てはとても紹介しきれないので、筆者が重要だと感じたものを、かなり駆け足になるが、大きく次の3点に分けて紹介していこう。
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