IT市場調査会社の米Synergy Research Groupが発表した2013年4〜6月期の統計によると、世界のIaaS/PaaS市場は依然として米Amazon Web Servicesが他社を大きく引き離して首位に立った。
IT市場調査会社の米Synergy Research Groupが発表した2013年4〜6月期の統計によると、世界のIaaS/PaaS市場は依然として米Amazon Web Services(AWS)が他社を大きく引き離して首位に立ち、米Microsoft、米Google、米IBMの3社がしのぎを削りながら後を追う展開となっている。
同年4〜6月期の売り上げはAWSが6億ドルを超えたのに対し、Microsoft、Google、IBMは3社の売り上げを合わせても4億ドルに届かず、AWSの63%にとどまった。
市場全体では前年同期比で47%の伸びを示したが、AWSの伸びは52%と業界全体を上回り、市場シェアは28%強となった、
市場全体の売り上げは22億5000万ドルで、そのうちIaaSが64%を占めている。地域別に見ると、北米が53%、欧州・中東・アフリカが21%、アジア太平洋も21%、中南米が5%を占め、いずれの地域もAWSが首位だった。
今後はAWSを追う企業のいずれかがAWSに次ぐ2位としての地位を確立できるかどうかに注目が集まるとSynergyは解説した。「IBMによる米SoftLayerの買収は、MicrosoftとGoogleを追い抜く助けになったが、この3社はまだ似たような成長軌道を描く集団から抜け出せていない」と分析している。
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