マイクロソフトは2014年3月13日、Windows AzureでOracle Database、Oracle WebLogic ServerおよびJava開発環境が正式に利用可能になったことを発表した。
米マイクロソフトは2014年3月13日、米オラクルとの提携に基づき、Windows Azureで「Oracle Database」「Oracle WebLogic Server」およびJava開発環境がライセンス込みで利用できるサービスが正式版になったことを発表した。
マイクロソフトとオラクルは2013年6月24日、クラウド事業に関する戦略提携を発表(関連記事:マイクロソフトとオラクルがクラウドで戦略提携)。これまでもOracleソフトウェアのライセンスを所持している顧客は、同社製品をWindows Azureで利用し、オラクルのサポートを受けることができた。
Oracleソフトウェアのライセンスを持たない顧客に対し、ライセンス込みの仮想マシン(VM)イメージを通じてOracle DatabaseなどをWindows Azureで提供するサービスは、これまでプレビュー版として提供されていた(関連記事:設定済みのオラクル製品イメージをWindows Azureで提供)。
プレビュー期間の終了に伴い、2014年3月12日からは利用料金が発生する。Oracleソフトウェアを実行するWindows Server VMの料金に上乗せして、ライセンス込みのVMで実行されるOracleソフトウェアの料金が月間のVM運用時間に応じて従量課金される。
また、マイクロソフトは、負荷分散サービス「Windows Azure Traffic Manager」で新たなエンドポイントとして、Azure Webサイトをサポートしたことも発表した。Traffic Managerのフェールオーバー機能やラウンドロビン機能を使えば、複数リージョン間での負荷分散やWebトラフィックのリダイレクトが可能になる。
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