米マイクロソフトのAzure担当者とユーザーとのチャットの模様がブログで公開されている。自動スケールの便利な使い方などの紹介が行われている。
米マイクロソフトはWindows Azureの担当者がチャットでユーザーからの質問に答えるイベント「#AzureCha」を実施し、その内容を2013年12月6日のブログに掲載した。
今回のチャットは仮想マシン(VM)と自動スケーリングをテーマとしたもの。それぞれの担当者がサービスの内容や使い方などを解説した。VMと自動スケーリングを組み合わせると、拡張性が高くコスト効率的なシステムを構築できるという。
チャットでは、スクリプトセンターでPowerShellを使ってさまざまな種類の仮想マシンの作成を自動化できることや、IP上でACLを設定することによってエンドポイントからVMへのアクセスを管理する方法などが紹介された。
仮想マシンをオンプレミスからWindows Azureにエクスポートする方法についての質問では、「AzureではWindows Server 2012 Hyper-Vが稼働しているので、仮想ハードディスク(VHD)をアップロードして起動すればVMも移行できる」と説明している。
自動スケーリングについては、新規のVMで自動的にデプロイされるわけではなく、VMで事前にプロビジョニングや設定を済ませる必要があると説明。Scheduled Autoscaleを使って夜間や週末に全てのVMをオフにできる機能も紹介した。
「クラウドサービスでVMを使う理由は?」との質問に対しては、「VMでは管理を強化しながらより多くの作業をこなせる」と答えている。
このほかにも、自動スケーリング用の新しいSDKや、Apache Hadoopを使ったビッグデータプロビジョニング機能などが紹介された。
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