Amazon Web ServicesのPaaS環境「AWS Elastic Beanstalk」で、Dockerコンテナのデプロイや作成、管理ができるようになった。
米Amazon Web Services(AWS)は2014年4月23日、PaaS環境「AWS Elastic Beanstalk」でDockerコンテナの作成と管理ができるようになったと発表した。
Dockerは、アプリケーション導入を軽量のポータブルコンテナの形で自動化し、さまざまな環境で運用できるようにするツール。アプリケーションはDockerイメージとしてパッケージ化され、そのイメージをパブリックやプライベートのDockerレポジトリに保存できる。Elastic BeanstalkではそのイメージからDockerコンテナをデプロイしたり、Dockerfileを使ってElastic Beanstalkでコンテナを構築・運用することが可能になった。
ローカルデスクトップで開発したアプリケーションも、Elastic Beanstalk経由でAWSクラウドにデプロイでき、自分が使いたいバージョンのプログラミング言語やWebサーバー、アプリケーションを使用できる。
デプロイしたコンテナの設定やモニターには、Elastic Beanstalkの管理コンソールやコマンドラインツール、APIなどが利用でき、Amazon VPC/RDSと統合することも可能。
また、「Go」など新しい言語のサポートや、Facebookの「Hip Hop VM」といった他のアプリケーションランタイムの導入にもDockerが利用できるという。
「DockerはElastic Beanstalkのための新しいランタイム環境として、既存のNode.JS、PHP、Python、.NET、Java、Ruby環境に加わった」とAWSは説明している。
これとは別にAWSは同日、Amazon Relational Database Service(RDS)でMySQLデータベースのインスタンスを5.5から最新バージョンの5.6にアップグレードできるようになったと発表した。MySQL 5.6にはクエリオプティマイザーやパーティショニング、レプリケーションの機能強化など、多数の新機能やバグ修正が盛り込まれている。
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