レッドハット、「Red Hat Enterprise Linux OpenStack Platform 5」リリースVMwareとの連携、安定性を強化

レッドハットがエンタープライズ向けクラウド基盤ソフトウェアの最新版「Red Hat Enterprise Linux OpenStack Platform 5」の正式リリースを発表した。

» 2014年07月10日 16時45分 公開
[鈴木聖子@IT]

 米レッドハットは2014年7月8日、同社のエンタープライズ向けクラウド基盤ソフトウェアの最新版となる「Red Hat Enterprise Linux OpenStack Platform 5」の正式リリースを発表し、各国で即日提供を開始した。

 Red Hat Enterprise Linux OpenStack Platform 5は、OpenStackの9番目のリリースとなる「Icehouse」をベースとして、既存のデータセンターへのOpenStack導入を支援する新機能を提供するとともに、安定性の向上などを図っている。サポート期間は3年間に延長された。

 また、VMwareの仮想ネットワーク機能「NSX」とOpenStackを連携させるプラグインや、VMware Virtual Machine Disk(VMDK)をOpenStackブロックストレージ機能(Cinder)でサポートするためのプラグインを提供するなど、VMwareとの連携機能も強化されている。

 さらに、VMware vSphereをOpenStackのコンピュートノードコンポーネント(Nova)のドライバーとして利用することで、OpenStack Dashboard(Horizon)からシームレスに管理することもできる。

 その他、ワークロードをOpenStackクラウド全体に分散させる機能の追加や、OpenStack上でHadoopクラスターの管理やプロビジョニングを支援するデータ処理サービス(Sahara)の技術プレビューも提供する。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

スポンサーからのお知らせPR

注目のテーマ

Microsoft & Windows最前線2025
AI for エンジニアリング
ローコード/ノーコード セントラル by @IT - ITエンジニアがビジネスの中心で活躍する組織へ
Cloud Native Central by @IT - スケーラブルな能力を組織に
システム開発ノウハウ 【発注ナビ】PR
あなたにおすすめの記事PR

RSSについて

アイティメディアIDについて

メールマガジン登録

@ITのメールマガジンは、 もちろん、すべて無料です。ぜひメールマガジンをご購読ください。