レッドハットがエンタープライズ向けクラウド基盤ソフトウェアの最新版「Red Hat Enterprise Linux OpenStack Platform 5」の正式リリースを発表した。
米レッドハットは2014年7月8日、同社のエンタープライズ向けクラウド基盤ソフトウェアの最新版となる「Red Hat Enterprise Linux OpenStack Platform 5」の正式リリースを発表し、各国で即日提供を開始した。
Red Hat Enterprise Linux OpenStack Platform 5は、OpenStackの9番目のリリースとなる「Icehouse」をベースとして、既存のデータセンターへのOpenStack導入を支援する新機能を提供するとともに、安定性の向上などを図っている。サポート期間は3年間に延長された。
また、VMwareの仮想ネットワーク機能「NSX」とOpenStackを連携させるプラグインや、VMware Virtual Machine Disk(VMDK)をOpenStackブロックストレージ機能(Cinder)でサポートするためのプラグインを提供するなど、VMwareとの連携機能も強化されている。
さらに、VMware vSphereをOpenStackのコンピュートノードコンポーネント(Nova)のドライバーとして利用することで、OpenStack Dashboard(Horizon)からシームレスに管理することもできる。
その他、ワークロードをOpenStackクラウド全体に分散させる機能の追加や、OpenStack上でHadoopクラスターの管理やプロビジョニングを支援するデータ処理サービス(Sahara)の技術プレビューも提供する。
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