Application InsightsはVisual Studio 2013 Update 3で正式に対応された(Update 2までは拡張機能で対応)。アプリケーション新規作成時に[新しいプロジェクト]ダイアログで[Application Insightsをプロジェクトに追加]をチェックすれば自動的に対応コードが追加される。
既存プロジェクトに追加する場合は、ソリューションエクスプローラーでプロジェクトを右クリックしてコンテキストメニューから[Application Insights テレメトリの追加]をクリックすればよい。
これにより、次のようなダイアログが表示される。
ASP.NETアプリ、Windowsストアアプリ、Windows Phoneアプリの場合、Application Insights用のアセンブリと設定が追加される。
執筆時点ではVisual Studio 2013 Update 3に対応するApplication Insights SDK 0.10にWindowsストアアプリ、Windows Phoneアプリ用のアセンブリが配布されていない。計画はあるので、しばらく待ってほしい。Application Insights SDK 0.10は以下のURLからダウンロードできる。
テレメトリの送信先は[設定を構成する]をクリックすると詳細な設定が可能だが、執筆時点ではプレビュー中ということもあり、初期設定以外のリソースグループおよび、ロケーションは使用できないので、注意してほしい。
Visual Studioを使用しない場合でも、Azureの新ポータル(プレビュー版)でもApplication Insightsの設定を行うことが可能だ。
これらの設定はVisual Studioで行う方が簡単なので、Visual Studioを使用する新規プロジェクトではAzureポータルで設定する必要はないだろう。
ASP.NETアプリ以外では、Azureクラウドサービスや、Javaアプリのモニタリングも可能だ。TomcatとJBossがサポートされており、指定の場所にトラッキング用コードを追加する必要がある。
Azureでのパフォーマンス監視の構成方法については以下のURLも参照されたい。
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