開発はフェーストゥフェースのミーティングの他は、多くがオンラインで行われます。コミュニティでは多様なツールを目的に応じて使い分けています。それぞれを見ておきましょう。
EtherpadはOSS(オープンソースソフトウェア)のオンラインエディターです。リアルタイムで記述した議事録やアイデアを他のユーザーと共有することができます。Design SummitやIRC meetingの議事録は全てEtherpadで記録されています。
誰でも作成することができますが、削除できないので利用には注意が必要です。今回のKilo Design Summitの議事録はこのページにまとめられています。
irc.freenode.netに#openstackから始まるチャネルがいくつか開かれています。例えばバグを発見した際、Launchpadに投稿する前に登録するべき内容かどうか、この場で聞くことができます。
OpenStackのLaunchpadには、バグトラッキングとBlueprintがまとめられています。
OpenStackに関わる全ての統計情報がまとめられています。貢献している企業や、最もコミットしたユーザーなどを調べることができます。メーリングリスト上でやりとりしている相手がどんな人なのか知るために、ここから情報を得ましょう。
「Gerrit」はGitベースのコードレビューシステムです。自分の変更をGit上にコミットした後、Gerritを通じてレビューが行われます。正式にマージされるとGitHub上で公開されているOpenStackのリポジトリツリーから確認することができます。
コードレビューの手順は次の通りです。
レビューリクエストを送ったときに、継続的インテグレーションツール「Jenkins」による簡易テストが行われ、判定の参考となります。
GerritやJenkinsといった単語が出てきましたが、開発に使うサービスはStackforgeにまとめられています。これから開発する人はまずはここへアクセスしてみましょう。
サミットで開催されたトレーニングでは、commit logの書き方など、開発の基本的なルール共有が行われました。
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