Jenkinsのジョブの通知をHubotに行う設定と、チャットからHubotを介してJenkinsのジョブを実行するための設定を行います。
Hubotをインストールしたサーバーで、JenkinsのURLと認証情報を環境変数に設定します。
$ export HUBOT_JENKINS_URL=http://YOUR_HUBOT_HOST:8080 $ export HUBOT_JENKINS_AUTH=USER:PASSWORD
「hubot-scripts.json」に"jenkins.coffee"と"jenkins-notifier.coffee"を追加します。
- ["redis-brain.coffee", "tweet.coffee", "shipit.coffee"] + ["redis-brain.coffee", "tweet.coffee", "shipit.coffee", "jenkins.coffee", "jenkins-notifier.coffee"]
URLは「http://YOUR_HUBOT_HOST:8080/hubot/jenkins-notify?room=1¬strat=FS」を設定します。
「notstrat」は、notificationSTrategyを設定する項目です。[F|f]がFailureで、[S|s]がSuccessです。大文字は常に通知する設定で、小文字はビルドステータスに変更があった場合のみ通知する設定です。ビルドの成功時は変更があった場合のみ通知、失敗は常に通知などプロジェクトに合わせて設定してください。
設定が正しく行えていれば、以下のようにKandanからビルドの実行、ビルド通知、ジョブのリストなどを確認できます。
ビルドが成功した場合にデプロイまで行うように設定したので、追加した処理が動いているか確認してみます。「/hello/takehito」とアクセスしたので、「Hello takehito!」と表示されています。
ここまででサンプルアプリケーションを修正、デプロイまで行いましたが、実運用する際はサーバーやアプリケーションの監視を行うことが多いと思います。次回はZabbixを使ってWebサーバーを監視し、Hubot経由でチャットに障害通知を表示してみます。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.