メモリの観点からは、やはり大容量メモリを搭載した方がパフォーマンス向上は期待できると同氏は指摘する。
一般的なデータベースアプリケーションでは、インデックスのみをバッファメモリに置き、データ本体はディスク上に置く構成を採るため、どうしてもディスクI/Oが発生する。そこで、「大容量メモリ上にデータ本体を置けるようになればインデックスへのアクセスも不要になり、二重の意味で高速化が図れる」という。
そもそも、インデックスはディスクストレージへの負荷を削減を目的で利用していたものだ。メモリを大容量化し、ストレージアクセスが効率化すればインデックスは不要になる。メモリに積みきれない場合も、更新の少ないデータはPCIフラッシュストレージを利用すれば済む。例えば、志賀氏が手掛ける「SPARC M10」サーバーの場合は、メモリバス数も増やすことで大容量メモリを活用した構成を採れるようになっているという。
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