ITエンジニアが“来た”と感じた、そして“この先来る”と注目するITワード/技術は何でしょう。
2016年に“来る”IT技術は何でしょう。リクルートテクノロジーズが、ITエンジニア530人を対象に行った「IT業界で注目されたITワード調査」の結果を発表しました。
「2015年に最も注目したITワード」の1位は「マイナンバー」、2位は「ドローン」、3位は「Windows 10」となりました。このほか、「iPhone 6/6s」「格安スマホ」「自動運転」など、一般ニュースで取り上げられることの多かったITワードが上位を占めました。
2016年1月に始まるマイナンバー制度は、近年の「IT特需」の一つです。制度対応のために、自社や顧客のシステム改修に携わるエンジニアはとても多いことでしょう。システム改修の案件は、マイナンバーの通知が始まった2015年10月までの他に、制度の本開始に向けた2015年12月、多くの企業の新年度直前となる2016年3月が初期のピークといわれています。今、まさに作業が佳境にある人も多そうです。
マイナンバーと併せて、「サイバー攻撃」(10位)、「情報漏えい」(14位)、「標的型攻撃」(22位)、「アノニマス」(24位)といった情報セキュリティに関するITワードも多くランクインしていました。「SIにとってマイナンバーは特需」と正直な意見がある一方で、情報漏えい事故は会社の存続にまで影響する──と、情報セキュリティ対策の重要性を個人やチーム単位はもちろん、会社/企業グループ単位で再認識する年だったといえます。
IT技術のバズワードとしては、「IoT」(9位)、「ビッグデータ」(11位)、「クラウド」(15位)、「仮想化」(19位)、「ディープラーニング」(22位)、「Docker」(30位)などがランクインしました。このほかグッと来る玩具として──、いえいえ、上記のバズワード全般に絡めてビジネスを創造できる可能性を秘めた「Rasberry Pi」(26位)が入ったのも見逃せません。
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