「オープンリゾルバ」とはどのような状態のDNSサーバであり、どのような影響を及ぼす可能性があるかを解説する。
「オープンリゾルバ」とは、不適切な設定などにより、インターネット上の不特定の利用者からの再帰問い合わせを受け付けてしまうDNSサーバのことを指す。オープンリゾルバの代表例としては、主に下記の3つのケースが挙げられる。
DNSリフレクター攻撃と呼ばれる攻撃手法では、オープンリゾルバをデータの増幅器として利用することで攻撃対象に大量のデータを送り付け、そのリソースやネットワーク帯域を枯渇させる。オープンリゾルバは、このようにDDoS攻撃の踏み台として悪用されることで意図せず攻撃の加害者側になってしまう上に、アクセス制限が実施されていないためキャッシュポイズニングの被害を受けやすいという弊害も存在する。
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