ピボットテーブルで、「さまざまな視点でのデータ分析」を簡単に実践する(応用編)新社会人の必須知識 「Excel ピボットテーブル」超入門(4)(1/3 ページ)

Excelを通じて、「ピボットテーブル」の基礎を学び、データ分析を実践するまでを習得する本連載。今回は、ピボットテーブルで「“さらに”さまざまな視点で分析」していくテクニックを解説する。

» 2016年03月22日 05時00分 公開
[薬師寺国安PROJECT KySS]

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 本連載は、今後のビジネスに必須とされる「データ分析」の第一歩を踏み出してもらうために、Excelを通じた「ピボットテーブル」をまずマスターすることを目的にする。Microsoft Excel 2013(以下、Excel)を使って、ピボットテーブルを実務で応用していくためのノウハウを紹介していく。

 前回は、ピボットテーブルで条件をフィルタリングしながら、「さまざまな視点で分析する」ための基礎を紹介した。

 今回は、その続編として「さまざまな視点で分析する」ための応用テクニックを紹介する。「月日別の売上件数を求める」「商品別売上の割合を求める」「売上金額の前月比を求める」「集計値の累計を求める」ための集計方法を学んでいこう。

 事前準備として、第2回「初めてでも今すぐ実践できる、ピボットテーブルの作り方」で作成した「売上一覧表」のリストデータ「図21」をベースに、以下の内容と同じリストデータを作成してほしい。

photo 今回用意してほしい売上一覧のリストデータ(の見本)(画像クリックでリスト全体の見本を表示)

「月日別の売上件数」を求める

 作成したリストデータを「テーブル」型式に変換し、ピボットテーブルを作成する。フィールドセクションから、「日付」を「列」エリアに、「商品名」を「行」エリアに、「数量」を「値」エリアのレイアウトセクションに配置すると、日付ごとに商品の売上数量が集計される(図2)。

photo 図2 日単位の売上数量を集計した

「月単位でグループ化」する

 日単位の数量をベースに、「月単位」で集計したいシーンも多そうだ。この場合は「月単位でグループ化」するといい。

 グループ化は、集計表のセル内にある「日付」フィールドを選択し、Excelメニューの「ピボットテーブルツール」→「分析」タブ→「グループの選択」より行える(図3)。

photo 図3 「グループ化の選択」を選ぶ

 「グループ化」のダイアログボックスが表示されるので、単位から「月」を選択して、「OK」ボタンをクリックする(図4)。

photo 図4 単位の欄から「月」を選択する。他に、四半期や年単位での集計も可能だ

 日付が月単位にグループ化され、簡単に「月間の売上数」が集計できた(図5)。

photo 図5 月間の売上数を集計した
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