米レッドハットが、「Red Hat Enterprise Linux Developer Suite」を無料の開発者向けサブスクリプションで利用できるようにした。「ノンサポート」「ローカル環境のみ」が条件だ。
レッドハットは2016年4月14日、「Red Hat Developer Program」の一環として、従来有償(99ドル)だった「Red Hat Enterprise Linux DeveloperSuite」を無料の開発者向けサブスクリプションで利用できるようにすると発表した。
このサブスクリプションは、レッドハットによるサポートを受けず、非実運用、つまりローカル環境で使用することを条件に、開発者がRed HatEnterprise Linux Developer Suiteを無料で使えるようにしたもの。ローカル環境で作成したアプリケーションを実運用するには、有償のサブスクリプションが必要となる。
Red Hat Developer Programでは、企業向けアプリケーションの開発者がレッドハット製品を活用するためのコンテンツやツールなども提供する。これまでも、「Red Hat JBoss Developer Studio」「Red Hat JBoss Enterprise Application Platform」などを含む「Red Hat JBoss Middleware」のポートフォリオに開発者向けの無料サブスクリプションを上記と同じ条件で提供してきた。
また今回の無料サブスクリプションによって、クラウドアプリケーション向けには、コンテナ開発ツールとリソースのコレクションである「Red Hat Container Development Kit(CDK)」も利用できる。これにより、OpenShift Enterpriseのローカルデスクトップインスタンスに、開発用途でのみアクセス可能となる。
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