筆者も転職者を迎え入れる際に、似たようなことをやったことがある。
人事部のオリエンテーションが終わり、自席に案内されたニューフェースがPCのセットアップを行いメールを設定すると、「新着メール」がたくさん届いている。
“入社したばかりなのに、なぜだろう?”
メールを開くと、まだ名前も分からない同僚たちから、いろいろな文面で「Welcomeメッセージ」が届いている。入社前日に、メンバー全員で新しい仲間にWelcomeメールを送っておいたのだ。これは、とても喜ばれた。
新人も転職者も、新規参入者は不安を抱えているものだから、迎える側が不安を少しでも和らげるために、「Welcome」な気持ちを表現することは大切だ。
どうやって歓迎の意を表すか、受け入れ前に話し合ってみるのも良いだろう。その話し合い自体が、「新人を迎え入れるぞ」というムード作りにつながるからだ。
グローバルナレッジネットワーク株式会社 人材教育コンサルタント/産業カウンセラー
1986年 上智大学文学部教育学科卒。日本ディジタル イクイップメントを経て、96年より現職。IT業界をはじめさまざまな業界の新入社員から管理職層まで、延べ3万人以上の人材育成に携わり28年。2003年からは特に企業のOJT制度支援に注力している。
日経BP社「日経ITプロフェッショナル」「日経SYSTEMS」「日経コンピュータ」「ITpro」などで、若手育成やコミュニケーションに関するコラムを約10年間連載。
著書:「ITエンジニアとして生き残るための「対人力」の高め方」(日経BP社)「ITマネジャーのための現場で実践! 若手を育てる47のテクニック」(日経BP社)「速効!SEのためのコミュニケーション実践塾」(日経BP社)など多数。
電子書籍「『「上司はツラいよ』なんて言わせない」(ITmediaのebook)、「田中淳子の人間関係に効く“サプリ”――職場で役立つ30のコミュニケーション術」(ITmediaのebook)
ブログ:田中淳子の“大人の学び”支援隊!
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