IT企業の最前線で活躍するトップエンジニアに、学生時代に行った就職活動の内容や、これから就職活動を行う学生へのアドバイスを聞く本連載。今回は、ウエディングパークでシステムエンジニアとして活躍中の栗山茜さんにお話を伺った。プログラミング(ほぼ)未経験の彼女がエンジニアを目指したキッカケとは――。
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本連載「まだ君は間に合う! 現役エンジニアに聞く、学生のときにやっておくべきこと」では、IT企業の最前線で活躍するトップエンジニアに、学生時代に行った就職活動の内容や、これから就職活動を行う学生へのアドバイスを聞いていきます。
学校で情報系の学科を専攻したわけでもなく、趣味でコンピュータを使っていたわけでもない文系出身者が、IT業界に就職してエンジニアとして活躍していけるものだろうか?
心の片隅にそんな不安を抱えつつ、IT業界での活躍を夢見て就活している人も多いのではないだろうか。
今回お話を伺った栗山茜さん(25歳)は、文系出身ながら、エンジニアになることを志し、お目当てのIT企業に入社。そして、わずか3年で社内のベストエンジニア賞を受賞するまでに成長し、活躍している人物だ。
文系の学部や学科からIT業界への就職を志している人にとって、彼女の就活は大いに参考になるに違いない。
栗山さんは大学ではキャリアデザイン学を専攻していた。「簡単に言えば、人のキャリアがどう形成されていくかを研究する学問」ということで、特にITとの接点はなかった。
そんな栗山さんの進路をIT業界に向かわせたきっかけは、意外なものだった。
「大学2年生のころ、周囲で『Facebook』がはやり、ある映画を見たのがきっかけです」
栗山さんに影響を与えた映画とは、2010年公開の映画「ソーシャル・ネットワーク」。ソーシャルネットワーキングサービス「Facebook」を創設したマーク・ザッカーバーグの半生を描いたものだ。
マーク・ザッカーバーグは、「Facebook」の成功により巨万の富を手にし、フォーブス誌の長者番付にもたびたび登場するなど、実業家としても知られている。
栗山さんは、1人のエンジニアが世の中を大きく変えるサービスを生み出していくところに魅せられ、エンジニアという仕事に憧れるようになったという。
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