都市部から地方にU/IターンしたIT関係者が地方での実情を伝える本連載。今回から3回は「岡山編」をお届けする。地方への移住を検討するエンジニアの参考になれば幸いだ。
ここ数年、政府主導で地方創生が促進され、実際に都市部から地方に移住した人の数は5年で4倍に増え、2014年度には1万1735人と1万人を超えた。しかし、まだまだ地方移住に不安を抱える読者も多いだろう。@ITはその理由の1つに「情報の少なさ」があると考えた
「@IT式 U&Iターンスタイル」は、全国各地のUIターンエンジニアたちが、地方での生活の実情や所感などをセキララに伝えていく。ご当地ライターたちのリアルな情報は、U&Iターンに興味のある方々の役に立つだろう。
はじめまして。「U&Iターンの理想と現実:岡山編」を執筆する「クリエ・ココ」の中嶋政和です。
岡山県は、山あり海あり平野あり、「晴れの国おかやま」といわれるほど気候が温暖で暮らしやすい土地です。主要な産業は繊維業で、全国の学生服の8割は岡山で製造されています。また、倉敷市児島は、日本初の国産ジーンズが製造された「ジーンズ発祥の地」です。
「2014年度に地方自治体の移住支援策などを利用して地方に移住した人」のうち、岡山県に移住した人数は1737人で国内1位。ちなみに、2位は鳥取県(1246人)、3位は長野県(953人)です。私も、2012年に岡山市にUターンして起業しました。
では、なぜ岡山県は移住者が多いのでしょうか。岡山県が選ばれる「もんげー」理由を見ていきましょう。
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