それでは、現在1ノードだけで稼働中の2ノード構成のHyper-Vホストクラスタで、停止していたノードを起動すると、どのような動きになるのか見てみましょう。
このHyper-Vホストクラスタでは、高可用性が構成された2台の仮想マシンが実行中です(スケールアウトファイルサーバの役割も有効になっていますが、今回は無視してください)。最初の状態はノードが1つしかオンラインになっていないため、そのノードで2台の仮想マシンが実行されています(画面5)。
この状態から停止していたノードを起動し、Hyper-Vホストクラスタに復帰(参加)させると、仮想マシンの1台が復帰したノードにライブマイグレーションで移行を開始し、その後、実行中になります(画面6)。
なお、ライブマイグレーション中は、仮想マシンのゲストOSが再起動したり、仮想マシンのゲストOSで実行中のネットワークサービスへのアクセスがアプリケーションレベルで切断されたりすることはありません。
岩手県花巻市在住。Microsoft MVP:Cloud and Datacenter Management(Oct 2008 - Sep 2016)。SIer、IT出版社、中堅企業のシステム管理者を経て、フリーのテクニカルライターに。マイクロソフト製品、テクノロジーを中心に、IT雑誌、Webサイトへの記事の寄稿、ドキュメント作成、事例取材などを手掛ける。個人ブログは『山市良のえぬなんとかわーるど』。
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