さくらインターネットが、米NVIDIAのGPGPU「NVIDIA Tesla」を搭載した物理サーバのサブスクリプション型サービス「さくらの専用サーバ・高火力シリーズ」を2016年9月30日に開始する。
さくらインターネットは2016年8月31日、米NVIDIAのサーバ用グラフィックスアクセラレータ「NVIDIA Tesla(以下、Tesla)」を搭載したGPU(Graphics Processing Unit)サーバを提供するサブスクリプション型サービス「さくらの専用サーバ・高火力シリーズ」を2016年9月30日に開始すると発表した。
同サービスは、2016年1月に発表した「高火力コンピューティング」と呼ぶコンセプトに基づく取り組みの第1弾。GPGPU(General-Purpose computing on Graphics Processing Units)と呼ばれるGPUの演算性能を、科学技術計算、AI(Artificial Intelligence:人工知能)、HPC(High Performance Computing)データセンターアプリケーションなど、計算処理の要求が高い分野に活用したいと考える企業に向けて展開する。
提供モデルは「Quad GPUモデル」と「Teslaモデル」の2種類。グラフィックスカードとして、Quad GPUモデルは「GeForce GTX TITAN X」を標準で4基利用(増設オプションはなし)、Teslaモデルは「Tesla M40」を標準で1基、オプションで最大4基まで増設可能。この他の主な仕様は、クアッドコアのインテル Xeon プロセッサー E5-2623 v3(最大3.5GHz)×2、メモリは標準128GB〜最大1TB、ストレージは480GBのSSDを2基(RAID 1構成)など。OSはUbuntu 14.04(64ビット版)となる。
初期費用はQuad GPUモデルが73万5000円(税別、以下同)、Teslaモデルが79万5000円。月額利用料は、Quad GPUモデルが8万5000円/月から、Teslaモデルが9万5000円/月から。正式サービスの開始を前に、2016年8月31日より無償トライアルの受付も始めている。
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