UEIが、GPUにGeForce TITAN Xを採用したディープラーニング用ワークステーションの新機種「DEEPstation DK-1000」の販売を開始。専門知識なしでもディープラーニングを扱えるという深層学習用GUI環境「CSLAIER」をプリインストールする。
UEIは2016年10月25日、ディープラーニング(深層学習)用ワークステーションの新機種「DEEPstation DK-1000」の販売を開始した。
DEEPstation DK-1000は、GPU(Graphics Processing Unit)に2016年10月現在、最新世代の「GeForce TITAN X」を採用したUbuntu搭載ワークステーション。20万円台のエントリーモデル「Basic Edition」から、300万円台のエキスパートモデル「Expert Edition」まで、用途や分析規模に応じた4モデルを用意し、GPGPU(General-Purpose computing on Graphics Processing Units)と呼ばれるGPUの演算性能を、科学技術計算やAI(Artificial Intelligence:人工知能)研究など、計算処理の要求が高い分野に活用したいと考える層に向けて展開する。
エントリーモデルのBasic Edition以外は、Pascal(開発コード名)世代のGeForce TITAN Xグラフィックスカードを搭載し、プリインストールOSにはUbuntu 14.04 LTSを採用。ドライバ設定などを行う専用スクリプトを用意することで、煩雑で手間の掛かるインストール作業を容易にする工夫を設けた。
また、開発環境には、ディープラーニングフレームワークの「Chainer」、米グーグルがオープンソース化した機械学習ライブラリ「TensorFlow」を利用できるディープラーニング用GUI(Graphical User Interface)環境「CSLAIER」があらかじめインストールされる。WebツールでのGUI操作により、ディープラーニング用の各種ツールを初心者でも手軽に扱えるとしている。
各モデルの主な仕様は以下の通り。
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