IDCフロンティアが東日本に2カ所目の大規模クラウド拠点を新設、IPファブリックネットワークを全面採用NVIDIA Tesla搭載GPUサーバ提供プランも用意

IDCフロンティアが東日本エリア2カ所目となる大規模クラウド拠点を新設し、稼働を開始。「NVIDIA Tesla M40」を利用できるGPUサーバ提供プランなども提供する。

» 2016年11月28日 10時00分 公開
[@IT]

 IDCフロンティアは2016年11月25日、東日本エリアで2カ所目となる大規模クラウド拠点「東日本リージョン2」を新設し、稼働を開始したと発表した。

 新拠点では、物理的に機器を分離した2つのゾーンで運用。IPファブリックネットワークを全面的に採用し、ゾーン間の伝送速度を従来比で16倍以上とする160Gbps超まで高めた。同ネットワーク構成は、同社のIaaS(Infrastructure as a Service)型パブリッククラウドサービス「IDCFクラウド」に加え、「IDCFプライベートクラウド」と「データセンター(ハウジング)」でも採用される。また、各サービス間をレイヤー2でシームレス接続することで、ボトルネックの発生なしにデータ転送が可能としており、今後提供予定のファイルストレージや新オブジェクトストレージも同構成で接続される。

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photo 「東日本リージョン2」の特徴

 この他、IDCFクラウドの最上位タイプとなる「IDCFクラウド GPU BOOSTタイプ」で、NVIDIAのサーバ向けGPU「NVIDIA Tesla M40」を用いた仮想GPUサーバを提供するプランを提供する。ビッグデータ解析、AI(Artificial Intelligence:人工知能)、機械学習、ディープラーニングなど、GPUコンピューティングを用いて高度なデータ解析を行うHPC(ハイパフォーマンスコンピューティング)需要に応える。

photo Tesla M40を搭載したGPUサーバを提供するプランを新設

 IDCFクラウド GPU BOOSTタイプは、ハードウェア占有型の仮想マシン環境を提供するプラン。56の仮想CPU、NVIDIA Tesla M40、256GBのメインメモリ、総容量2.1TBのSSDをベースとした仮想マシンを、初期費用なしで1時間当たり400円(税別、以下同)/月額上限19万8000円の従量課金制で利用できる。

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