米グーグルは、クラウドサービスGoogle Cloud Platform(GCP)で、NVIDIA Tesla K80 GPUのパブリックベータ提供を開始したことを明らかにした。提供リージョンは「us-east1(サウスカロライナ州バークレー)」「asia-east1(台湾)」「europe-west1(ベルギー サン・ギスラン)」。
米グーグルは、クラウドサービスGoogle Cloud Platform(GCP)で、NVIDIA Tesla K80 GPUのパブリックベータ提供を開始したことを明らかにした。現時点ではCLIで利用可能。来週にはコンソールを使えるようになるという。提供リージョンは「us-east1(サウスカロライナ州バークレー)」「asia-east1(台湾)」「europe-west1(ベルギー サン・ギスラン)」。
これにより、ユーザーはGCP上の仮想マシン(カスタムマシンタイプ)に、Tesla K80を最大4枚、すなわち最大8つのGPUを直接アタッチして使える。仮想マシンにアタッチするGPUの数は、1、2、4、8基のいずれかを選択できる。「カスタムマシンタイプ」とは、仮想CPUとメモリ容量をユーザー自身が構成して作る仮想マシンタイプ。
グーグルは低料金をアピールしている。料金は1分刻みで設定(最低利用時間は10分)。米国では1 GPUが1時間当たり0.7ドル、アジアと欧州では1 GPUが1時間当たり0.77ドルという。
これをGoogle Cloud Machine Learning(Cloud ML)で利用することもできる。「Cloud MLで複数のGPUワーカーを用いて分散トレーニングを行うことで、開発サイクルを大幅に短縮し、モデルを急速に進化できる」としている。
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